むちうちは、首の捻挫として一般的に知られており、首の周辺の筋肉や靭帯が急激に伸びたり、捻れたりした結果、首の組織に損傷が生じる状態です。

主に、むちうちは、自動車事故などで急激な衝撃や振動が加わった場合によく起こります。

例えば、車の後方から追突された際に、頭が急激に後ろに反り返ったり、前方に急激に投げ出されたりすることで、首の筋肉や靭帯が伸びたり、痛みや違和感が生じたりします。

むちうちの症状として、首の後ろや側面に痛みや違和感が生じます。痛みは、鈍痛や強い痛みとして現れ、動かしたり、首を左右に向けたりすると痛みが増すことがあります。また、首の筋肉の緊張から、コリの症状が出て、首の可動範囲が制限されてしまうこともあります。

首の痛みや違和感は、首だけにとどまらず、頭痛や、頭重感やめまい、肩や腕の痛みやしびれなどの症状を起こす人も少なくありません。

むちうちの症状は人によって異なる場合があり、症状の程度や期間も個人差があるので、むちうちと言ってもすべての人が同じ症状で悩まされるというものではありません。

むちうちの症状が重症の場合は、医師の診断と治療が必要となる場合がありますので、症状が長く続く場合や、重篤な症状がある場合は、専門医に相談したうえで、治療方法などの指導を受けるようにしましょう。